SFびと 昭和からの来訪者

我が家に溜まったガラクタども

ジェイデッカーが放送開始20周年らしい

『勇者警察ジェイデッカー』の放送開始が20年前の2月5日だったらしい。

 

高松信司監督によるジェイデッカー話 - Togetterまとめ

http://togetter.com/li/625505

 

 

 いまこうして思い返してみると、一番好きなTVアニメだったかもしれない。

僕のSF琴線の1本。「人ならざる知性」。このテーマに激しく感情を揺さぶられる事実を、いやというほど自覚させられた物語だった。『太陽にほえろ』のそれを模したオープニングがはじまった時点では、想像もできなかった。

 知性のアリカっていったいどこなのか。脳にあるの。魂は。

 人間以上といっても過言ではない、個性豊かなロボットたちは、それぞれ心を通わせた人間とともに成長していって、あの最終盤の展開である。

 いい大人がボロ泣きした。

 

 いまさら僕が愛を語っても、と思う。それよりも地上波で再放送してもらいたい。何度も何度も、いつまでもいつまでも、繰り返し放送するに足る作品だと信じている。

 

 バンダイチャンネルで、「第1話 ロボット刑事登場」を無料で見ることが出来る。

 これから見ることにする。再生回数16,364回、だそうだ。

ピーター・オトゥールといえば

NHKのニュースが伝えた。

 

「アラビアのロレンス」主演俳優死去
世界的な大ヒットとなった映画「アラビアのロレンス」の主演を務めた俳優のピーター・オトゥールさんが、14日、ロンドンの病院で亡くなりました。
81歳でした。

 


 

 ピーター・オトゥールといえば「アラビアのロレンス」なのだけれど、個人的にはこの映画。

 

『クリエイター

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 ピーター・オトゥールは亡き妻をクローン技術で蘇えらせようとする科学者役。タイトルからはホラーっぽいんだけど、パンフレットの表紙を見ても分るように、あえて分類するならば「SFラブコメディ」。

 表紙のもう一人はマリエル・ヘミングウェイ、卵子提供者になる大学生。これに科学者の助手になった男子学生となぞの美女(もう「なぞの」とした時点でバレバレ)の四角関係のお話だ。

 

 有名じゃないんだけど、今回もこうやって思い出すほど好きな映画だ。

 あと映画の締めなんだけど…

     ↓

 

 

 

 

 

 

 おえらザブングルか!  と思ったのは僕だけではないはず

 

そのとき僕がスターウォーズを観なかった理由

 はじめて知ったのは新聞の記事だった。アメリカで公開された話題の映画。タイトルは覚えなかったのだけれど、「人間よりも人間らしい2体のロボットが登場」する映画だと紹介されていた。とても興味を惹かれたので、記事は切り抜いて、しばらくは保管していたほどだ。

 それが『スターウォーズ』だと、あらためて意識したのは色々な雑誌での記事が増えてからだった。段々と盛り上がってくるなか、角川文庫から野田昌宏訳の小説が発売されると、我慢できなかった僕は迷わず購入する。

 ネタバレどころではない。お腹いっぱい、大満足である。

 もう映画を観る必要が無いくらいに堪能してしまった。だから『スターウォーズ』は観にいかなかった。

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 翌年だっただろうか。名画座で『スターウォーズ』がやっていたので、まあ300円だし、観てみるか。と友人を誘って行ったのだが、何をいまさら『スターウォーズ』なんてねえ、という雰囲気だったのは事実。だったのだけれど…

 後悔した。

 なんでもっと前に、観ておかなかったのかと。

 

 角川が映画製作をはじめたとき、「読んでから見るか、見てから読むか?」という宣伝コピーがあったのだけれど、「小説は絶対に映画を観た後に読もう」と名画座でエンドロールを見ながら決心しました。

 

 映画の見方で後悔がもうひとつあるのだけれど、それも『スターウォーズ』がらみだったりする。それはまた別の話。ってことで