SFびと 昭和からの来訪者

我が家に溜まったガラクタども

マンガ「ゲート」3巻 昭和ではなく平成のマンガだけど

最近買ったマンガについて。

「ゲート  自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」

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新宿に出現した巨大な門から異世界の軍勢が現われて…以下省略。というマンガの最新刊、第3巻を買った。

どうやら元はネット小説で、書籍でも出版されているそうだが、マンガを読むまで知らなかった。しばらく前に、書店で1,2巻を見て「自衛隊とファンタジーだと? ドラゴンと自衛隊が戦うのか?」それならば面白いかもしれないと思い、購入した。もちろん中身は見られないので、表紙イラストで決めてしまったのだが。

 

やっぱり自衛官というのが良いのです。科特隊とかMATとかよりも自衛隊の方が共感しやすい、ワクワク感が違うでしょう。

SFには、「頭のSF」と「身体のSF」があると思っている。「頭のSF」ってのは説明しやすい。世界の見え方が変わっちゃうようなやつ。一方「身体のSF」は、なんかこう身体を動かしたくなる、自分でやりたくなっちゃう感じ。わかんないか。

まあいいや。「ゲート」の何が面白かったのか。

たとえば科特隊なんて出てきたら、出発点で既にリアルじゃない。僕らの世界とまったく別の世界のお話だ。でも自衛官が主役でオタクだったらノンフィクション。異世界の出現によって、現実とのズレが生じたとき読んでいるコッチもフィクションに引っ張り込まれた。

ひさびさなんでワクワクしたのだけど、1巻目が一番の引きが強かった。やっぱり昔読んだ「宇宙戦争」とか「トリフィドの日」とか「少年探偵団」とかには及ばないんだよなあ。それでも、思い出したんだ、あの時の感覚を。

だから、ひさびさにSF小説を読みたくなるマンガ、でした。