SFびと 昭和からの来訪者

我が家に溜まったガラクタども

ゲルマニウムラジオ

今日はこれ、ゲルマニウムラジオ。

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さっそく聞いてみる。

アンテナの青い線をコンセントに差し込んで、イアホンを耳に。

バリコンの調子が悪いようなので、上から押し付けながら回してみる。

おう、意外と大きな音で聞こえる。2局を確認。野球中継と歌番組。

こんなに聞こえるもんだったけ?

 

電池も必要ないし、防災用にもなるか? 捨てずにとって置こう。

 

マリンジャンボ

今から20年ほど前のこと。全日空が派手な絵が描かれたジャンボを飛ばした。

けっこう話題になっていた。いろいろなグッズもあった。

あらためて調べてみたら、乗客が5億人になるとか、なったとかでイラストを公募したそうだ。みごと採用されたのが小学生の女の子。おう、いまごろは三十路か。

写真集が出た。買った。

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当時はいろいろなキャンペーンもやっていて、こんなティッシュBOXもあった。

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裏側にはキャンペーングッズの応募はがきが付いている。

我ながら、よくこんなものをとって置いたと思う。

 

ちなみに現在、創業60周年記念として「ゆめジェット」とかいうイラスト柄のジャンボが飛んでいるらしい。

 

(追記)

別の絵柄のティッシュBOXが出てきた

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平山亨さん

7月31日、平山亨(ひらやま とおる)さんが亡くなった。仮面ライダーなどの特撮ヒーロー番組のプロデューサーだった方だ。「平山亨」という漢字は昔から見なれていたものの、人物像について知ったのは、ここ十年といったところか。

特に村枝賢一のマンガ「仮面ライダーSPIRITS」「新仮面ライダーSPIRITS」が出てから、過去の仮面ライダー関係者の話題を目にする機会が増えた気がする。

 

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子供番組は今も昔も変わらない。確かに携帯電話やパソコン、インターネットによって多くのものが変化してしまった。思春期のころ、一家に一台の黒電話の世代と、常にスマホを持ち歩く世代とでは、見える世界は違っているだろう。でも小さな子供たちが接するメディアの中心は、まだテレビなんじゃないだろうか。今も昔もTVのヒーロー・ヒロインに憧れる気持ちは変わらないでしょう。

 

現代のヒーローが、僕らにとっての仮面ライダーのような存在になっていますように。何十年後にか平山さんのように語られる製作者が一人でも多くありますようにと。思いながら。

 

ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

 

マンガ「ゲート」3巻 昭和ではなく平成のマンガだけど

最近買ったマンガについて。

「ゲート  自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」

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新宿に出現した巨大な門から異世界の軍勢が現われて…以下省略。というマンガの最新刊、第3巻を買った。

どうやら元はネット小説で、書籍でも出版されているそうだが、マンガを読むまで知らなかった。しばらく前に、書店で1,2巻を見て「自衛隊とファンタジーだと? ドラゴンと自衛隊が戦うのか?」それならば面白いかもしれないと思い、購入した。もちろん中身は見られないので、表紙イラストで決めてしまったのだが。

 

やっぱり自衛官というのが良いのです。科特隊とかMATとかよりも自衛隊の方が共感しやすい、ワクワク感が違うでしょう。

SFには、「頭のSF」と「身体のSF」があると思っている。「頭のSF」ってのは説明しやすい。世界の見え方が変わっちゃうようなやつ。一方「身体のSF」は、なんかこう身体を動かしたくなる、自分でやりたくなっちゃう感じ。わかんないか。

まあいいや。「ゲート」の何が面白かったのか。

たとえば科特隊なんて出てきたら、出発点で既にリアルじゃない。僕らの世界とまったく別の世界のお話だ。でも自衛官が主役でオタクだったらノンフィクション。異世界の出現によって、現実とのズレが生じたとき読んでいるコッチもフィクションに引っ張り込まれた。

ひさびさなんでワクワクしたのだけど、1巻目が一番の引きが強かった。やっぱり昔読んだ「宇宙戦争」とか「トリフィドの日」とか「少年探偵団」とかには及ばないんだよなあ。それでも、思い出したんだ、あの時の感覚を。

だから、ひさびさにSF小説を読みたくなるマンガ、でした。